平成25年2月2日(土)、3日(日)の2日間、掛川市二の丸美術館と二の丸茶室を会場に、掛川現代アートプロジェクトvol.6夜の美術館と現代アート茶会(如月編)を開催しました。
今回のゲストアーティストは、細密画家の本田健さん。
テーマは、まさに本田さんの作風から「愚公移山」とされました。
そして今回制作していただいた茶道具は、茶碗。白茶碗「兎」、白茶碗「狐」、黒茶碗「熊」の3点をあわせ『山廻』と命名されたものです。
2日間で訪れたおよそ110人の皆さんは、作者の人間味あふれるアート談義に耳を傾け、さまざまな質問をするなどしながら、お茶席を楽しんでいました。
(毎回ご参加いただきありがとうございます。静岡大学平野先生のブログはこちらから。)
この日行われた全国お茶まつり静岡大会in掛川にあわせ、掛川永谷流闘茶会を行いました。
開始は、アートプロデューサー山口さんと市内在住の陶芸家竹廣泰介氏の現代アート談義。続いて竹廣氏制作による粉引の闘茶碗を用いての闘茶会です。
そのお茶がもっともおいしくなるように淹れて闘茶を楽しみ、旬の掛川食材料理を味わいながら闘茶を楽しむ。闘茶会の新しい試みです。
8点満点で最高点は6点。なかなか難しい問題でした。
当日の様子を報じた静岡新聞の記事はこちら
→http://www.at-s.com/news/detail/474543061.html
この会の基幹事業、おそうじ会を実施しました。今回は、掛川駅周辺にある巨大モニュメント『玄』『合体』をはじめ『二宮金次郎像』『脱皮』などのブロンズ像を対象に行いました。
なんとステンレスでできている『玄』に赤さびが発生していました。これは10年余続けてきて、初めての現象です。6月の台風による塩害によるものなのでしょうか、それとも……?。残念ながら私たちには原因がわかりません。
今日のおそうじ会では、金属を痛ませてはいけないことから、通常の水拭き以外のことはできませんでした。是非、市には原因を把握していただくとともに、専門業者による原状への復旧をお願いしたいと思った次第です。
「夜の美術館&現代アー トトークショー」の様子。
掛川市二の丸美術館の企画展「必然なる存在感 水谷靖展」の 能面 小面、翁、中将、般若などをLEDライトで照らしながら、浮かび上がる様々な面の表情を鑑賞しました。